
はじめまして、ポケモンソルジャーのせつない(@fortune_36)です。
今回は私が最初に育成したポケモン、「ドラパルト」のテンプレからはちょっと外れた育成例を紹介します。ドラパルトの使い道に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
↓テンプレ型のドラパルトを使用したパーティの紹介はこちら↓
目次
ドラパルトの基本データ
名前(英名) | ドラパルト(Dragapult) |
---|---|
タイプ | ドラゴン ゴースト |
特性 | クリアボディ すりぬけ のろわれボディ |
けたぐり・くさむすびの威力 | 80 |
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
88 | 120 | 75 | 100 | 75 | 142 | 600 |
合計種族値が600、俗に言う600族なのでどの種族値も高水準ですが、特に素早さの高さが桁違いです。「クリアボディ」、「すりぬけ」も発動する場面が多々見れる強特性ですし、「のろわれボディ」も現在のこだわりアイテムが多々存在する環境でならば開拓の余地がある可能性を秘めた特性です。
何から何まで高いスペックを持つこのポケモンは間違いなくトップメタに君臨し続けるでしょう。
ソード・シールドから追加されたポケモンの中で唯一の600族です。
圧倒的に高い素早さ種族値に噛み合ったドラゴン・ゴースト・炎という優秀な技範囲をもっているため、このポケモンを止めるのはかなり難しいです。
弱点保険ドラパルトの育成論

特性 | クリアボディ |
---|---|
性格 | ようき |
持ち物 | じゃくてんほけん |
努力値 | HP:0 攻撃:252 防御:4 特攻:0 特防:0 素早さ:252 |
実数値 | 163-172-96-x-95-213 |
技 | ゴーストダイブ ドラゴンアロー とんぼがえり はがねのつばさ |
一見すると、フルアタ構成のドラパルトに「じゃくてんほけん」を持たせただけの型です。
しかし、今作から追加された新要素の一つである「ダイマックス」と「じゃくてんほけん」のコンボがドラパルトを劇的に強化します。
↓ダイマックスの詳しい仕様についてはこちらの記事をご覧ください↓
この技構成のダイマックス技の威力と追加効果は、以下の通りです。
技名 | 威力 | 効果 |
---|---|---|
ゴーストダイブ | 130 | 相手全体の防御を1段階下げる。 |
ドラゴンアロー | 130 | 相手全体の攻撃を1段階下げる。 |
とんぼがえり | 120 | 相手全体の特攻を1段階下げる。 |
はがねのつばさ | 120 | 味方全体の防御を1段階上げる。 |
この表を見れば分かる通り、全ての技に能力ランクを操作する追加効果が含まれていることがわかります。
ダイマックスするとHPが2倍になる仕様を活かし、本来不利な相手との打ち合いを有利に進めることが今回の型の狙いです。
技構成解説
ゴーストダイブ

タイプ | 威力 | 命中率 | PP | ダイマックス技の威力 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|
ゴースト | 90 | 100 | 10 | 130 | 1ターン目に消えて、2ターン目に攻撃する。 |
ゴースト物理技の中で最も威力が高いため採用しました。これまで溜め技は溜めているターンの隙が大きく評価が低かったのですが、今作では「ダイマックス」のターン制限があるおかげでターン稼ぎ技としても活用でき、立ち回りの幅が広がるためかなり多くのプレイヤーに採用される技となりました。また、ゴースト技はダイマックス技にした時の追加効果が強力で、相手の受け出しに対して「ダイホロウ」で防御を下げてから、弱点を突けるダイマックス技で倒しにいく立ち回りが強力です。
ドラゴンアロー

タイプ | 威力 | 命中率 | PP | ダイマックス技の威力 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|
ドラゴン | 50 | 100 | 10 | 130 | 2回攻撃 |
他の物理ドラゴン技である「げきりん」や「ダブルチョップ」と違って、追加効果や命中率などのデメリットがない点が強力です。また、連続技なので低耐久ポケモンであれば「きあいのタスキ」を貫通して倒すことができます。ダイマックス技として使用した場合も威力が高く、さらには相手の攻撃を下げる追加効果があり「じゃくてんほけん」の安全な発動に貢献するため、非常に性能の高いメインウエポンと言えます。
とんぼがえり

タイプ | 威力 | 命中率 | PP | ダイマックス技の威力 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|
むし | 70 | 100 | 20 | 120 | 攻撃後交代する |
苦手なポケモンに倒される前に先制で打てるので、素早さが高いドラパルトと相性が良い技です。相手のダイマックスを見てから交代できる点は強力ですが、ダイマックス技に後出しが効くポケモンを後続に残しておく必要があるので、今作から少し扱いが難しくなった印象を受けました。
また、ダイマックス技にした際、上に記したように相手の特攻を1段階下げる追加効果を持ちます。他3つの技と同様に「じゃくてんほけん」の発動機会を増やしてくれます。
はがねのつばさ

タイプ | 威力 | 命中率 | PP | ダイマックス技の威力 | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|
はがね | 70 | 90 | 25 | 120 | 10%で防御1段階上昇 |
威力・命中共に低く弱い技ですが、 「ダイスチル」の追加効果が強力なので採用しました。
追加効果で防御を上げるため、ダイマックスすることで「いのちのたま」を持ったミミッキュにでさえ対面で勝ててしまいます。
これまでは見向きもされないストーリー技だったのですが、今作ではドラパルトに限らず採用される機会が増えるかもしれません。
タイプ相性とダイマックス技の補完

ドラパルトの弱点を突くタイプに対するドラパルト側のダイマックス技使用パターンを考えます。
タイプ | 自分が打つ技のタイプ |
---|---|
ゴースト | ゴースト |
フェアリー | はがね |
あく | むし |
ドラゴン | ドラゴン |
こおり | はがね |
表を見てわかる通り、この技構成は弱点を突いてくるすべてのタイプに有効打を持つことができています。そのため、不利な相手の弱点を突きながら、自身の耐久を上げる立ち回りが強力であることに気づきました。
基本的に、HP満タンの状態で防御や特防の能力が上昇していれば、ほとんどの攻撃を1発耐えることができます。 そのため上のダイマックスわざを使うことで「じゃくてんほけん」を狙って発動させ、攻撃面と防御面どちらも上昇した最強ポケモンにさせられるのではと考えました。
技入れ替え候補
この4つの技構成で不安が残るのは"対ナットレイ"であると考えています。「ダイホロウ」で防御を下げながら突破を図ることもできますが、ナットレイ自身がダイマックスしてきたとき、「ダイスチル」によって防御の能力下降をかき消されることになります。
そこで、ドラパルトの覚える技の中から、"ナットレイ対策になりえる技"をチョイスしました。
おにび
ナットレイだけでなく、物理技をメインに扱うポケモン全てに有効となりえる技です。汎用性は高いですが、直接ナットレイを倒す技とならないことが気になります。
また、「ダイスチル」の追加効果である防御上昇と役割が被るため、優先度はあまり高くないかもしれません。
かえんほうしゃ・だいもんじ
ナットレイ対策といえば炎技です。この2つの技の違いと言えば威力と命中率ですが、今作からはダイマックス技にした時の差も考える必要があります。
技名 | 威力 | 命中 | PP | ダイマックス技の威力 |
---|---|---|---|---|
かえんほうしゃ | 90 | 100 | 15 | 130 |
だいもんじ | 110 | 85 | 5 | 140 |
2つの技をダイマックス技として使用した場合、「かえんほうしゃ」が90→130なのに対し、「だいもんじ」は110→140と上昇が小さいことが分かります。
威力の差もさほど感じられないため、命中率を考慮すると「かえんほうしゃ」を選択する人が増えるかもしれません。
H振りナットレイ(181-137)に対する「ダイバーン」のダメージを、性格の変更も視野にいれながら比較します。
特攻 | かえんほうしゃ | だいもんじ |
---|---|---|
下降補正(108) | 156~188(86.1%~103.8%) | 168~200(92.8%~110.4%) |
無補正(121) | 176~208(97.2%~114.9%) | 188~224(103.8%~123.7%) |
今回炎技の採用理由は"ナットレイ対策"なので、H振りナットレイを倒すことを考えると性格「むじゃき」または「せっかち」での採用が必須といえるでしょう。
たとえD下降補正(実数値85)であっても、ダイマックスしていてかつ特防が1段階上昇の状態ならC特化ニンフィアの眼鏡ハイパーボイスを余裕を持って耐えることができます(155.8%~185.2%、最大HPを200%とする)。
「ダイバーン(かえんほうしゃ)」で、H振りナットレイを確定で倒すために必要な特攻実数値は「127」です。努力値でいえば下降補正なしで52振りなので、少し攻撃か素早さを下げる必要があります。 「ダイバーン(だいもんじ)」は特攻に努力値を必要としない反面、通常使用時に命中率が85%と低めであることが気になる点です。
この技は「おにび」と違って、どの技と入れ替えても良いほどの強さがあります。
前述の技構成解説の部分を参考に、自分のパーティと相談して技を入れ替え調整してみましょう。
ダメージ計算一覧
ダイマックスポケモンの最大HPを200%と表現します。
ダイホロウ(ゴーストダイブ)
131-101(4-0)ミミッキュに254~300(193.8%~229%)
167-160(252-0)ギルガルドに158~188(94.6%~112.5%)
ダイスチル(はがねのつばさ)
202-128(252-252+)オーロンゲに122~144(60.3%~71.2%)
202-93(252-0)ニンフィアに182~216(90.0%~106.9%)
耐久
物理防御
防御ランク1段階上昇時
A218(252+)オノノクスの「ダイマックスげきりん」が242~288(148.4%~176.6%)
A142(252)ミミッキュの「いのちのたま」持ち「じゃれつく」が133~159(81.5%~97.5% )
A142(252)ミミッキュの「いのちのたま」持ち「ダイマックスじゃれつく」が 195~229( 119.6%~140.4% )
A142(252)ミミッキュの「いのちのたま」持ち「かげうち」が62~73(38.0%~44.7% )
A172(252)ドラパルトの「ドラゴンアロー」が136~168( 83.4%~100.3%)
特殊防御
C178(252+)ニンフィアの「こだわりメガネ」持ちC1↓「ハイパーボイス」が230~272(141.1%~166.87%)
まとめ
いかがだったでしょうか。耐久が上がるダイマックスわざと「じゃくてんほけん」の相性が非常に良いため、今回紹介したドラパルト以外にも応用の効く使い方だと思います。
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