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【ポケモン剣盾】最終16位 ダイマックス+ミミッキュパルシェン【構築記事】

あけましておめでとうございます、akiba(@akibamonsterr)です。
今回はランクマッチシリーズ1にて最終16位を獲得したるどるふ(@copycatpoke)さんから、使用したパーティとその詳細を寄稿していただいたので紹介していこうと思います。

交代を多用せずに対面した相手に対して有効な技を押し付けていく、いわゆる『対面構築』で、これからの対面構築の原型となるような高い完成度を誇っています。

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構築経緯

最終日直前まで欠伸カビゴンや鬼火ドラパルトで場作りし、最終的には「ダイジェット」持ちのポケモンを通すといったパーティを使っていましたが、「ラムのみ」持ちの増加により勝率が安定しなくなってしまいました。

そこで、シリーズ1序盤に使用していた『弱点保険ドラパルト+ミミッキュ+気合の襷パルシェン』が状態異常に頼らずに高い性能を誇っていたことを思い出し、再び使用することを決意しました。

しかし、この3匹では逆に相手の状態異常への耐性がなくトリトドンやカバルドンなどの「あくび」に苦戦を強いられてしまいます。

そこで、この2匹を一撃で倒せることで「あくび」に阻害されないガマゲロゲを2枠目のダイマックスポケモンとして、「ラムのみ」を持たせることで状態異常耐性を付与したトゲキッスを3枠目のダイマックスポケモンとして採用しました。

最後に、上記5体とのタイプ相性補完が良い上にこのパーティで対策の薄いギャラドスに強いナットレイを採用し完成としました。

また、基本選出の3体に加えてナットレイも相手のアーマーガアの選出を誘うことに気付いたため、あえてぱっと見で厳しいアーマーガアを選出させ逆に狩る、いわゆる誘い殺しができるよう調整しました。

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個別紹介

ドラパルト

特性クリアボディ
性格いじっぱり
持ち物じゃくてんほけん
努力値HP:236 攻撃:180 防御44 特攻:0 特防:4 素早さ:44
実数値193-179-101-108-96-168
ドラゴンアロー ゴーストダイブ そらをとぶ だいもんじ

調整意図

HB:172(252)ドラパルトの「いのちのたま」持ち「ダイドラグーン(ドラゴンアロー)」耐え
HD:152(252)ドラパルトの「いのちのたま」持ち「ダイドラグーン(りゅうせいぐん)」耐え
S:最速リザードン抜き

解説

最強のタイマン性能

このドラパルトはドラパルト同士での打ち合いで非常に強く、対面から「ダイジェット」を打つことで「じゃくてんほけん」でAとCを2段階上昇させながら素早さも上げることができます。
この動きが決まったドラパルトを止めることは難しく、そのまま試合に勝ってしまうことも少なくありません。

「ダイホロウ」で役割集中

また、弱点保険ドラパルトの苦手とする受けポケモンに対しては「ダイホロウ」で防御を下げながら退場することで、後続のミミッキュやパルシェンで倒しに行く、いわゆる『役割集中』を狙うことができます。

アーマーガア対策の「だいもんじ」

ダイマックスを利用する弱点保険型のドラパルトは「ドラゴンアロー」「ゴーストダイブ」+飛行技までは確定で最後の1枠が選択となりますが、今回は上述した「ダイホロウ」の防御ダウンでの役割集中を特性「ミラーアーマー」で阻止してくるアーマーガアに対して刺さる「だいもんじ」を採用しました。

↓弱点保険ドラパルトの育成論はこちら↓

ミミッキュ

特性ばけのかわ
性格ようき
持ち物のろいのおふだ
努力値HP:4 攻撃:252 防御:0 特攻:0 特防:0 素早さ:252
実数値131-142-100-x-125-162
シャドークロー ドレインパンチ かげうち つるぎのまい

調整意図

A:可能な限り高いダメージを与えたいため振り切り
S:ミミッキュミラーで先制する可能性を高めたいため最速

解説

終盤の掃除役

ドラパルトや後述するトゲキッスとガマゲロゲにダイマックスを切って場を荒らした後、相手のポケモンの僅かに残った体力を削りきる『スイーパー』として使用します。

「じゃれつく」よりも「ドレインパンチ」

また、アタッカー型ミミッキュによく採用されている「じゃれつく」ですが、このパーティはミミッキュにダイマックスを切らないため「ダイフェアリー」の追加効果の恩恵を受ける場面がない上に、打ちたい相手であるバンギラスやカビゴン、タイプ:ヌルには「ドレインパンチ」の方が有効であることに気付いたため不採用としました。

持ち物「のろいのおふだ」

「のろいのおふだ」は+2「シャドークロー」で205-137(252-0)アーマーガアを85.15%の高乱数2発で倒せたり、+2「かげうち」で163-95(0-0)ドラパルトを確定で倒せたりするので、「いのちのたま」が他のポケモンに取られている場合の代用となります。
加えて、156(252+)命の珠ミミッキュと打ち合う際に、反動ダメージを受けないことにより「かげうち」を耐えながら「シャドークロー」で一方的に勝つことができるという「のろいのおふだ」だけの強みも存在します。

パルシェン

特性スキルリンク
性格いじっぱり
持ち物きあいのタスキ
努力値HP:0 攻撃:252 防御:4 特攻:0 特防:0 素早さ:252
実数値125-161-201-x-65-122
つららばり ロックブラスト こおりのつぶて からをやぶる

調整意図

A:可能な限り高いダメージを与えたいため振り切り
S:準速(素早さ2段階上昇時スカーフ最速ミミッキュ+1)

解説

対ダイマックスポケモン

このポケモン最大の魅力はダイマックスポケモンへのストッパー性能です。
ダイマックスポケモンはその仕様により先制技を打つことができないため、「きあいのたすき」で残りHPが1になったパルシェンを安全に倒し切ることができません。
これを利用して、パルシェンはダイマックスポケモンの前では安全に「からをやぶる」を選択し反撃に移行することができます。

特に、トゲキッスは本来「エアスラッシュ」の怯みによってパルシェンを突破してしまう可能性を持っていますが、ダイマックスしてしまうとその追加効果が消えてしまうので確実に対面から勝つことができるようになります。
ただし、ドリュウズなど「ダイロック」を打ってくる可能性のあるポケモンは砂ダメージで「きあいのタスキ」を貫通して突破してくるため注意が必要です。

ガマゲロゲ

特性すいすい
性格ひかえめ
持ち物いのちのたま
努力値HP:4 攻撃:0 防御:0 特攻:252 特防:0 素早さ:252
実数値181-90-95-150-95-126
ハイドロポンプ だいちのちから くさむすび ヘドロウェーブ

調整意図

C:可能な限り高いダメージを与えたいため特化
S:ガマゲロゲミラーで先制する可能性を高めたいため振り切り

解説

「ダイストリーム」で素早さ2倍

ダイマックスエースは「ダイジェット」で素早さを上げるポケモンがほとんどですが、それと同様にガマゲロゲは特性「すいすい」があるため「ダイストリーム」で素早さを急激に上昇させることができます。

ダイマックス対策ポケモンに強い

また、このポケモンの他のダイマックスエースとの違いとして広い技範囲によりダイマックスメタに強い点が挙げられます。冒頭の”構築経緯”で述べた通り、ダイマックスポケモンの対策としてカバルドンやトリトドンの「あくび」がよく用いられていますが、ガマゲロゲは「ハイドロポンプ」と「くさむすび」によりこの2匹を一撃で倒すことができます
加えて、高い耐久力でダイマックスターンを稼いでくるドヒドイデに対してもタイプ一致で弱点を付ける点も非常に優秀です。

隙を見て「ダイアシッド」で特攻上昇

最後の技「ヘドロウェーブ」は「ダイアシッド」にすることで特攻を上げられるため、削れた相手を倒し切る時やミミッキュの「ばけのかわ」に対して打つとアドバンテージを稼ぐことができます。環境に一定数存在したエルフーンにも4倍で通ります。

トゲキッス

特性てんのめぐみ
性格ひかえめ
持ち物ラムのみ
努力値HP:84 攻撃:0 防御:4 特攻:164 特防:4 素早さ:252
実数値171-49-116-177-136-132
エアスラッシュ マジカルシャイン かえんほうしゃ わるだくみ

調整意図

HB:171(252+)ドラパルトの「ダイホロウ(ゴーストダイブ)」→B1段階下降時「ダイホロウ(ゴーストダイブ)」を86.72%で耐え
S:準速(最速アーマーガア+2)

解説

受けに強いダイマックスポケモン

「ダイジェット」を使用するポケモンの中でも特に性能の高いダイマックスエースであるため採用しました。
種族値が高いため打ち合いをしても強いのですが、「わるだくみ」と「エアスラッシュ」の怯みのおかげで受けポケモンにも出していける点が特徴です。”ドヒドイデ+アーマーガア”などよくある受けパーティに対してはこのポケモンだけで勝つことも可能です。

ガマゲロゲが苦手なドラゴンタイプに強い

また、ガマゲロゲがドラゴンタイプとの打ち合いに弱いため、フェアリータイプを持つトゲキッスはガマゲロゲとの攻撃の相性が良いです。これを利用して、ガマゲロゲを出してドラゴンタイプを誘い、ガマゲロゲを捨ててトゲキッスを着地させ「わるだくみ」を積んで全抜きを狙うといった戦い方をすることもありました。

ナットレイ

特性てつのとげ
性格のんき
持ち物たべのこし
努力値HP:252 攻撃:0 防御:252 特攻:0 特防:4 素早さ:0
実数値181-114-201-x-137-22
ジャイロボール ボディプレス やどりぎのたね てっぺき

調整意図

HB:物理ポケモンとの打ち合いに勝ちたいため振り切り
S:「ジャイロボール」の火力を上げるために最遅

解説

パーティの潤滑油

このパーティの基本選出である「ドラパルト+パルシェン+ミミッキュ」は交代せずに殴り続けることがほとんどですが、トゲキッスやガマゲロゲはタイプ相性の不利を覆すことが難しいため、これらのポケモンとタイプ相性が良いナットレイを採用しある程度のサイクル戦を可能にしました
例えば、ガマゲロゲであればナットレイやカットロトム、トゲキッスなら水ロトムやバンギラスなどにかなり相性が悪いため、これらのポケモンと対面した際の引き先として使用します。

アーマーガアを返り討ちに

また、”構築経緯”で紹介した通りアーマーガアを誘い殺ししたり、ナットレイミラーで勝つために”鉄壁ボディプレス型”で採用しました。
アーマーガアに対面から「ちょうはつ」を打たれると負けてしまいますが、こちらのポケモンが先にダイマックスした場合それに打ち勝つためにアーマーガア側もダイマックスしてくるので、その隙にナットレイを投げ「てっぺき」を積むことで「ボディプレス」の火力を底上げし、打ち合いで勝つことができます。

こちらが先にダイマックスを展開することに失敗した場合は、ナットレイをダイマックスさせ「ダイスチル」を打つことで防御を上げ、同様に「ボディプレス」の火力を増強させることができます。
ただし、この場合はアーマーガアが「ビルドアップ」を所持していると「ボディプレス」を急所に当てる必要があるため、運が悪いと負けてしまうこともあります。

主な立ち回りと注意点

対戦の流れ

冒頭で紹介した通りドラパルトorガマゲロゲorトゲキッスでダイマックスし有利状況を作り、パルシェンとミミッキュの高いタイマン性能で逃げ切ることを狙います。
また、ガマゲロゲやトゲキッスが不利対面を取ってしまった場合はナットレイを投げて状況をリセットし、再度ダイマックスでの展開を目指します

よくある負けパターン

ドラゴンタイプの処理に失敗した場合

ガマゲロゲを軸にした選出をした場合ドラパルトの対処が難しく、ナットレイを炎技で倒されドラパルトのダイマックスターンを上手く稼げなかったりするとそのまま負けてしまいます。
そのため、ガマゲロゲとトゲキッスを同時選出しガマゲロゲを捨てトゲキッスを展開するという戦術を取ることもありますが、1ターン目から数的不利を背負ってしまうので巻き返すのは中々難しいです。

この対策として初手ドラパルトを読んでトゲキッスから出すというのも手ですが、それを読まれてしまう可能性も当然あるため選出択になってしまいます

試合の終盤にアイアントを出された場合

このパーティはアイアントよりも速いポケモンがいないため、アイアントに殴り勝つにはアイアントにこちらのダイマックスポケモンを当てる必要があります
しかし、それはアイアント使い側も理解しているためこちらのダイマックスポケモンを他のポケモンで対処してこようとしてきます。
そのため試合が複雑になり、想定通りの動きができず負けてしまうということが多々あります。

事前にナットレイで「てっぺき」を積むことで対処することも可能ですが、積んでいる隙に急所に当てられたり、炎タイプやドラパルトでナットレイの着地をさせてくれないこともあるため安定した勝率を出すことができませんでした。

ナマコブシがいた場合

「みがわり」や「ちょうはつ」を持ったポケモンがいないため突破はほぼ不可能です。数が少ないため特に問題はありませんでしたが、採用率が上がった場合は新たに対策を練りこむ必要があります。

終わりに

剣盾環境初の高い完成度を持った対面構築の紹介でした。
受けに回るのではなく積極的に殴り合うパーティを使用したい場合はこの構築を基に考えると良いかもしれません。

ポケモンソルジャーではこれからも好成績を残したパーティの紹介を行っていきます。公式アカウント(@Pokesol_info)で記事の更新を告知していますので、ぜひフォローをお願いします。

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