
2020年2月1日から13日にかけて、「ランクマッチ シングルバトル」の「マスターボール級」で使用されているポケモンの数を集計しました。
また、今回のデータと以前掲載した「シーズン2後期の集計結果」とを比較し、環境がどのように推移しているかを考察します。
↓前回(シーズン2後期)の集計結果はコチラ↓
使用率集計

・集計数:1000試合
・集計ランク:マスターボール級
・期間:2020/2/1~2020/2/13
順位 | 種族名 | 採用数 | 採用率 | 変動 |
1位 | ミミッキュ | 430 | 43.00% | ━ |
2位 | ドラパルト | 407 | 40.70% | ━ |
3位 | ドリュウズ | 322 | 32.20% | ━ |
4位 | トゲキッス | 295 | 29.50% | ━ |
5位 | ギャラドス | 245 | 24.50% | ↑↑ |
6位 | サザンドラ | 241 | 24.10% | ━ |
7位 | カビゴン | 226 | 22.60% | ↑ |
8位 | アーマーガア | 218 | 21.80% | ↓ |
9位 | ロトム(ウォッシュ) | 180 | 18.00% | ↓ |
10位 | ギルガルド | 165 | 16.50% | ↑ |
11位 | カバルドン | 161 | 16.10% | ━ |
12位 | ロトム(ヒート) | 140 | 14.00% | ↑↑ |
13位 | バンギラス | 128 | 12.80% | ↑ |
14位 | エースバーン | 126 | 12.60% | ↓ |
15位 | ヒヒダルマ(ガラル) | 117 | 11.70% | ↓↓ |
16位 | ナットレイ | 100 | 10.00% | ↑ |
17位 | ニンフィア | 99 | 9.90% | ↓ |
18位 | ドヒドイデ | 95 | 9.50% | ↓ |
19位 | オーロンゲ | 92 | 9.20% | ↑ |
20位 | パルシェン | 83 | 8.30% | ↓↓ |
21位 | ロトム(カット) | 76 | 7.60% | ↑↑ |
22位 | パッチラゴン | 75 | 7.50% | ↓ |
23位 | ラプラス | 74 | 7.40% | ↑ |
24位 | アイアント | 66 | 6.60% | ━ |
25位 | ブラッキー | 65 | 6.50% | ↓ |
26位 | ウオノラゴン | 64 | 6.40% | ↑ |
27位 | リザードン | 58 | 5.80% | ↓ |
28位 | エルフーン | 54 | 5.40% | ↓ |
29位 | ガマゲロゲ | 50 | 5.00% | ↓↓ |
30位 | トリトドン | 48 | 4.80% | ↓ |
31位 | ドサイドン | 47 | 4.70% |
32位 | ウインディ | 45 | 4.50% |
33位 | ローブシン | 42 | 4.20% |
34位 | サニーゴ(ガラル) | 41 | 4.10% |
35位 | シャンデラ | 40 | 4.00% |
35位 | インテレオン | 40 | 4.00% |
37位 | ジュラルドン | 39 | 3.90% |
38位 | オノノクス | 38 | 3.80% |
39位 | メタモン | 36 | 3.60% |
40位 | ミロカロス | 35 | 3.50% |
41位 | ルカリオ | 33 | 3.30% |
42位 | ホルード | 32 | 3.20% |
43位 | ヌオー | 30 | 3.00% |
43位 | タイプ:ヌル | 30 | 3.00% |
45位 | ルチャブル | 29 | 2.90% |
46位 | マホイップ | 28 | 2.80% |
47位 | ブリムオン | 27 | 2.70% |
48位 | ゴリランダー | 25 | 2.50% |
48位 | コオリッポ | 25 | 2.50% |
50位 | コータス | 24 | 2.40% |
50位 | タチフサグマ | 24 | 2.40% |
52位 | シザリガー | 23 | 2.30% |
52位 | ネギガナイト | 23 | 2.30% |
54位 | マンムー | 22 | 2.20% |
54位 | ポットデス | 22 | 2.20% |
56位 | ゲンガー | 21 | 2.10% |
56位 | グレイシア | 21 | 2.10% |
58位 | サーナイト | 20 | 2.00% |
59位 | ピクシー | 19 | 1.90% |
59位 | ジャラランガ | 19 | 1.90% |
61位 | マタドガス(ガラル) | 18 | 1.80% |
61位 | キリキザン | 18 | 1.80% |
61位 | ストリンダー(ローなすがた) | 18 | 1.80% |
64位 | エーフィ | 17 | 1.70% |
65位 | ヌメルゴン | 16 | 1.60% |
66位 | クワガノン | 15 | 1.50% |
67位 | ギガイアス | 14 | 1.40% |
67位 | セキタンザン | 14 | 1.40% |
69位 | ランターン | 13 | 1.30% |
69位 | バンバドロ | 13 | 1.30% |
69位 | ストリンダー | 13 | 1.30% |
72位 | バイウールー | 12 | 1.20% |
73位 | ニダンギル | 11 | 1.10% |
73位 | エレザード | 11 | 1.10% |
73位 | エンニュート | 11 | 1.10% |
73位 | グソクムシャ | 11 | 1.10% |
73位 | トゲデマル | 11 | 1.10% |
78位 | シャワーズ | 10 | 1.00% |
78位 | ネイティオ | 10 | 1.00% |
78位 | ロトム(スピン) | 10 | 1.00% |
78位 | マルヤクデ | 10 | 1.00% |
82位 | シルヴァディ | 9 | 0.90% |
83位 | バタフリー | 8 | 0.80% |
83位 | ルンパッパ | 8 | 0.80% |
83位 | ドータクン | 8 | 0.80% |
83位 | チラチーノ | 8 | 0.80% |
83位 | クレベース | 8 | 0.80% |
88位 | デンチュラ | 7 | 0.70% |
88位 | バルジーナ | 7 | 0.70% |
88位 | ヨクバリス | 7 | 0.70% |
88位 | サダイジャ | 7 | 0.70% |
88位 | モスノウ | 7 | 0.70% |
93位 | ピカチュウ | 6 | 0.60% |
93位 | オンバーン | 6 | 0.60% |
93位 | ナマコブシ | 6 | 0.60% |
93位 | モルペコ | 6 | 0.60% |
97位 | ブースター | 5 | 0.50% |
97位 | オクタン | 5 | 0.50% |
97位 | ドラピオン | 5 | 0.50% |
97位 | リーフィア | 5 | 0.50% |
97位 | ゴチルゼル | 5 | 0.50% |
97位 | ブルンゲル | 5 | 0.50% |
97位 | カラマネロ | 5 | 0.50% |
97位 | ワタシラガ | 5 | 0.50% |
97位 | カジリガメ | 5 | 0.50% |
106位 | キュウコン | 4 | 0.40% |
106位 | サイドン | 4 | 0.40% |
106位 | キレイハナ | 4 | 0.40% |
106位 | ペリッパー | 4 | 0.40% |
106位 | オニゴーリ | 4 | 0.40% |
106位 | ロズレイド | 4 | 0.40% |
106位 | エルレイド | 4 | 0.40% |
106位 | ズルズキン | 4 | 0.40% |
106位 | ランクルス | 4 | 0.40% |
106位 | ウォーグル | 4 | 0.40% |
106位 | ゴロンダ | 4 | 0.40% |
106位 | アブリボン | 4 | 0.40% |
106位 | パルスワン | 4 | 0.40% |
106位 | ウッウ | 4 | 0.40% |
106位 | カマスジョー | 4 | 0.40% |
106位 | バチンウニ | 4 | 0.40% |
122位 | ダグトリオ | 3 | 0.30% |
122位 | ウソッキー | 3 | 0.30% |
122位 | ハガネール | 3 | 0.30% |
122位 | カポエラー | 3 | 0.30% |
122位 | デスカーン | 3 | 0.30% |
122位 | バイバニラ | 3 | 0.30% |
122位 | ガメノデス | 3 | 0.30% |
122位 | キテルグマ | 3 | 0.30% |
122位 | オトスパス | 3 | 0.30% |
122位 | デスバーン | 3 | 0.30% |
122位 | イエッサン(オス) | 3 | 0.30% |
133位 | ラフレシア | 2 | 0.20% |
133位 | カイリキー | 2 | 0.20% |
133位 | ギャロップ(ガラル) | 2 | 0.20% |
133位 | サワムラー | 2 | 0.20% |
133位 | ツボツボ | 2 | 0.20% |
133位 | テッカニン | 2 | 0.20% |
133位 | ヌケニン | 2 | 0.20% |
133位 | ヤミラミ | 2 | 0.20% |
133位 | フライゴン | 2 | 0.20% |
133位 | フワライド | 2 | 0.20% |
133位 | ドクロッグ | 2 | 0.20% |
133位 | ユキノオー | 2 | 0.20% |
133位 | マニューラ | 2 | 0.20% |
133位 | ダゲキ | 2 | 0.20% |
133位 | シンボラー | 2 | 0.20% |
133位 | ペロリーム | 2 | 0.20% |
133位 | パンプジン | 2 | 0.20% |
133位 | オニシズクモ | 2 | 0.20% |
133位 | アマージョ | 2 | 0.20% |
133位 | ダダリン | 2 | 0.20% |
133位 | タルップル | 2 | 0.20% |
133位 | ダイオウドウ | 2 | 0.20% |
155位 | イワーク | 1 | 0.10% |
155位 | エビワラー | 1 | 0.10% |
155位 | バリヤード | 1 | 0.10% |
155位 | サンダース | 1 | 0.10% |
155位 | イノムー | 1 | 0.10% |
155位 | マッスグマ(ガラル) | 1 | 0.10% |
155位 | ダーテング | 1 | 0.10% |
155位 | クチート | 1 | 0.10% |
155位 | ライボルト | 1 | 0.10% |
155位 | サマヨール | 1 | 0.10% |
155位 | チェリム | 1 | 0.10% |
155位 | スカタンク | 1 | 0.10% |
155位 | ユキメノコ | 1 | 0.10% |
155位 | ムシャーナ | 1 | 0.10% |
155位 | イワパレス | 1 | 0.10% |
155位 | ユニラン | 1 | 0.10% |
155位 | シュバルゴ | 1 | 0.10% |
155位 | ギギギアル | 1 | 0.10% |
155位 | ツンベアー | 1 | 0.10% |
155位 | マッギョ(ガラル) | 1 | 0.10% |
155位 | ゴルーグ | 1 | 0.10% |
155位 | ニャオニクス(メス) | 1 | 0.10% |
155位 | ジジーロン | 1 | 0.10% |
155位 | イオルブ | 1 | 0.10% |
155位 | フォクスライ | 1 | 0.10% |
155位 | サニゴーン | 1 | 0.10% |
155位 | バリコオル | 1 | 0.10% |
155位 | イエッサン(メス) | 1 | 0.10% |
155位 | パッチルドン | 1 | 0.10% |
155位 | ウオチルドン | 1 | 0.10% |
主な変動
ギャラドス(10→5)

シーズン2終盤に「カバルドン+ギャラドス+ミミッキュ+カビゴン」という並びが大流行し、現在はランク帯に関係なく流行しています。
「ラムのみ」を持った竜舞型などがメジャーとなった時期もありましたが、現在は「いのちのたま」持ちの4ウェポン型に回帰している印象です。
本サイトで何度も解説しているように、特性の「じしんかじょう」と「ダイジェット」を合わせた攻撃しながらの「りゅうのまい」が今でも変わらず強力で、「ダイジェット」圏内のポケモンとギャラドスが対面してしまうとそれだけで試合を決められるだけのパワーを持っています。
カビゴン(9→7)

上記のギャラドスと同様、カビゴンを採用した並びが前シーズンで流行し、その影響もあってランクバトルではかなり多く見かけます。
これまでは「あくび」を持った対面操作型がほとんどでしたが、最近では「はらだいこ」や「のろい」で能力を上げてから「キョダイサイセイ」で攻撃してくるアタッカー型も増え、対処が非常に難しくなっています。
さらに、このポケモンの活用方法も多岐にわたり、ただ後出しして「あくび」を使ったり積み技を積んでくるだけでなく、「トリックルーム」後のエースポケモンとしての採用も目立つようになりました。
アーマーガア(5→8)

ギルガルドやギャラドスの使用率が増加し、パーティの鋼枠やダイジェット枠を取り合うような形で数を減らしてしまいました。
また、前シーズンがTOD環境であったせいで遂行速度の遅いこのポケモンはあまり使われず、その印象に引っ張られて使用率が減っているようにも思われます。
しかし、環境が向かい風であるわけでもこのポケモンの性能が低いわけでもなく、総合時間が増えTODもかなり減ったためシーズン1とほぼ変わらない活躍を見せています。
「ラムのみ」を持ったダイジェットエース型、同じくダイジェットエースである弱保型、ダイマックスミミッキュをも受けられる「オボンのみ」持ちの物理受け型などが使われています。
ガラルヒヒダルマ(7→15)

着々と数を増やしているギルガルド入りに対して、「キングシールド」で技を見られてから動かれると簡単に対処されてしまい、環境的に動き辛くなってしまっています。
他にも、流行りのギャラドス+カビゴンに対してカビゴンの特性「あついしぼう」のせいで技が一貫せず、活躍が難しいです。
また、ヒヒダルマの型の開拓が進んでおらず、序盤から型の決めつけを食らってしまいがちである点も弱みの1つです。
よく見る並び
スタンダード

これらのポケモンはタイマン性能・崩し性能・ストッパー性能のどれを取っても優れており、明確なコンセプトを設けていないスタンダードなパーティには必ずと言っても良いほど採用されています。
環境の動きによってこれらのポケモンの型の流行り廃りが目まぐるしく動いており、豊富な習得技のおかげで新しい型も早いペースで誕生しているため、最新情報の把握がスタンダードパーティに勝つための条件であると言えます。
カバギャラ

カバルドンやミミッキュで相手のポケモンを削り、ギャラドスで全抜きすることを目指したパーティです。
カバルドンやミミッキュなどの展開要因に手間取ってしまうとこちらのポケモンがギャラドスの「ダイジェット」圏内に入ってしまい、「じしんかじょう」と合わせて攻撃と素早さのランクを上昇させられてしまいます。
これのせいで、こちらの後続のポケモンをダイマックスさせてギャラドスを対処しようとしても殴り勝つのは難しいです。
そのため、これらのポケモンへの明確な対策を事前に用意し、ギャラドスの「ダイジェット」圏内まで削られないように立ち回る必要があります。
カビゴンは「あくび」でこちらのダイマックスポケモンを流そうとしてくる型や「キョダイサイセイ」を撃ってくるエース型、さらには序盤に雑に殴り合って試合を動かしてくるチョッキ型など様々で、選出段階で型を絞るのはかなり難しいです。
ヌルアント
タイプ:ヌルの「とんぼがえり」で試合を動かし、アイアントで相手を倒せる対面を作ることを目的としたパーティです。
アイアントは特性「はりきり」のせいで非常に高い火力を持っているため、このポケモンより遅いポケモンばかりではまず間違いなく3タテされてしまいます。
かといって速くて耐久の低いポケモンを使用すると「であいがしら」によって先制で倒されてしまうため、このパーティに勝つには単純にどの数値も高いスペックの高いポケモンを使用するか、アイアント以外の対面で「ダイジェット」を使用しアイアントの上を取れるよう立ち回る必要があります。
トリルパ

ミミッキュの「トリックルーム」でドサイドンを活躍させるパーティーです。
初手に置かれやすいギルガルドは数値が高くこちらのダイマックスの使用を誘ってきますが、ダイマックスを切った状態で相手のダイマックスドサイドンを倒すのはほぼ不可能であるため、多少の被害を受けることは覚悟してギルガルド対面でのダイマックスを堪えるようにしましょう。
また、最近ではドサイドンではなくカビゴンをトリルエースとして採用しているパターンも多く、ミミッキュ+カビゴンという並びを見たらドサイドンと同様に「トリックルーム」を警戒する必要があります。
終わりに
以上、シーズン3前期分の集計でした。
ポケモンHOMEがリリースされたものの、待望されていた集計機能などはまだ実装されていないため、私たちの集計はもう少し続きそうです。
次回もよろしくお願いします。