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【ポケモン剣盾】対面構築の誕生から現在に至るまで

はじめまして、ポケモンソルジャーのへるぴん(@helpinass)です。

以前紹介したふゆのさんの構築記事にもありましたが、ポケモンの構築記事を見ていると『対面構築』という言葉をよく目にします。今回はこの『対面構築』とは何なのか、どういった点が強力なのかについて、歴史を遡りながら解説していこうと思います。

当記事はポケモンの調整や構築記事とは直接関係はありませんが、純粋に読み物として楽しんでいただければ幸いです。

↓ふゆのさんの『対面構築』の記事はこちら↓

対面構築の成り立ち

まず、対面構築という言葉ができたのは2010年発売の所謂5世代と言われる「ブラック・ホワイト」で、特性「あめふらし」ニョロトノや「すなかき」ドリュウズなど超攻撃的な特性を持ったポケモンが登場し、戦術の幅が大きく広がったのがこの世代です。

それまで人気だった戦い方は交換を駆使して攻撃を受けながら立ち回る『サイクル戦』と言われるものですが、この世代で攻撃側が防御側の性能を凌駕し過ぎて、サイクル戦は限界という声も多くなりました。

そんな環境に対応する為に考え出されたのは、交換を放棄し、1対1のタイマンに強いポケモンを並べ、1匹1殺を繰り返し勝利する事を目指す戦法で、いつしか『対面構築』と呼ばれるようになりました。
特に人気だったのは「化身ボルトロス、ハッサム、カイリュー、マンムー、キノガッサ、スイクン」という6匹で、この6匹の組み合わせを指して対面構築と呼ばれる事もあります。

特徴としてはどのポケモンも技範囲が広かったり、強力な積み技や先制技を持っていたりと活躍せずに倒されるという事がほとんどありません。
持ち物や技構成は環境の変化によって移り変わっていきますが、タイマン性能を高める為のアイテムとして「きあいのタスキ」を採用する、先制技を多用する事は共通しています。

その後の世代では・・・

対面構築の弱点として、『採用されるポケモンはタイマンでの素早さ勝負や攻撃力に重きを置いており、耐久が低い』ことや、『一度攻撃を受けられてしまうと苦手な交換戦に持ち込まれるか1匹捨てるかを強いられてしまい、負けに繋がりやすい』ということが挙げられます。

6世代に入り2回攻撃で「きあいのタスキ」を貫通する特性「おやこあい」を持つメガガルーラ、7世代では受け側として強力なドヒドイデの登場、8世代ではダイマックスへの時間稼ぎで「あくび」を採用したポケモンの多用など、新要素、戦術によって交換を全くせず勝利する事はどんどん難しくなっていきました

それでも『交換する暇があれば殴る』という思考自体は、それが生まれてから3世代経った現在でも、消えてなくなってしまった事はありません。
これが対面構築だ、と定義付けられる程の6匹は6世代以降存在しないというのが筆者の考えですが、世代が移り変わっても対面構築を冠するパーティはいくつも存在しました。

具体的には、

対面構築の特徴

技範囲が広く多くの対面で止まらないポケモンを採用
持ち物「きあいのタスキ」の採用
「つるぎのまい」「からをやぶる」などの強力な積み技によって高耐久による受けを不可能にする
「かげうち」「こおりのつぶて」などの先制技を積極的に採用し、タイマン性能を向上させる
交換を極力しない

以上の点が当てはまるパーティは対面構築と呼んでも差し支えないと思います。

現在で言うならば、上の2匹がこれらの特徴を持っており、8世代環境の『対面構築』の要を担っています。

対面構築を使う事でのメリット・デメリット

対面構築を使う事の大きな利点は『 交換を使わないことによって各ターンの選択肢を減らせるため、"プレイング"というその場の思考が影響する不安定な要素を排除でき、 勝率の安定に繋がる』です。

逆に『交換でリカバリーが効かない分選出の出し勝ち、出し負けの比重が大きくなる』という見方もできますが、上位プレイヤーの多くはあらかじめ相手のパーティの系統によって大まかな選出パターンを決めており、選出のミスで負けが決まる事を起こりにくくしています。

シーズン1のふゆのさんの構築記事にも選出パターンについて記載されています。

当サイトの構築記事には選出パターンについても記載しております。
パーティの構成だけを見て記事を閉じている方も中にはいらっしゃるかと思いますが、一度考え方の参考として注目してみてはいかがでしょうか。

終わりに

今回は「当たり前のように用語として使われているけど、結局何なの?」と思うかもしれない『対面構築』についての解説記事を執筆させて頂きました。

現在の対戦環境について参考になる記事ではありませんので恐縮ですが、「読んで面白かったな」と感じていただける文章になっていれば、とても嬉しく思います。

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